ガザミ     (甲殻類 十脚目 短尾下目 ガザミ科) 学名 Portunus trituberculatus
【雄】 【雌】
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◆ 地方名
ワタリ、ワタリガニ
◆ 分布
北海道から九州、韓国、中国に棲息棲息。
◆ 特徴
甲の形は横に長いひし形で、額の上面に大きな3棘があり、体は著しく扁平する。体色は暗緑色。別名「ワタリガニ」と言い、一番後ろの脚が板状(遊泳脚)になっており、これを巧みに使って泳ぐ。オスは青みが強く腹部の幅が狭く、俗にフンドシという腹蓋が狭い。逆にメスは腹部の幅が広く腹蓋が左右に広く丸味があるので、容易にオスメスの見分けが出来る。
◆ 釣り
砂底や砂泥低の堤防や漁港にカニ網、カニカゴ等を仕掛けるとよく掛かってくる。 また投げ釣りでの外道で釣れる事がある。
◆ 料理
ガザミは肉質が柔らかく、味にコクがある。 選び方は手に持った時ズシリと重いものを、またひっくり返して口の周辺が黒ずんでいるのは古い。 冬、低水温期には雌のカニは子を持っていて特に美味。 子持ちでない時期、高水温期は、大ぶりのオスが美味しい。
カニは茹より軽く塩をして蒸すか焼くほうがエキスが逃げず美味しい。二杯酢につけて食べる。甲羅の裏側には「みそ」と呼ばれる黄褐色の肝臓があり、独特の旨味をかもし出す。また、卵も朱色か橙色でねっとりとほくほくして美味である。更に甲羅に熱燗を注ぎ甲羅酒にしてもよい。小さいものはから揚げ、味噌汁、鍋。
味の評価
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