オジサン    (スズキ目 ヒメジ科 ウミヒゴイ属) 学名 Parupeneus multifasciatus(Quoy and Gaimard)
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◆ 地方名
カタヤシ、カタヤス、ヘエルカタカシ、メンドリ
◆ 分布
和歌山以南の南日本、インド、西太平洋に分布。沿岸の岩礁やその周囲の砂礫底、 さんご礁に生息。
◆ 特徴
体色は紅色から淡褐色まで変異が著しい。 体側には5本の横縞があるが、前方のものは不明瞭で、第2背鰭の基部と尾柄部の縞は明瞭な暗褐色である。 下顎にある1対のひげは長く、その先端は前鰓蓋骨の後縁直下よりもはるか後方に達する。
下顎のひげは長く、体に5条の暗色横帯があるが、第1〜第3は目立たず、第2背鰭下と尾柄背側の暗色横帯が目立つ。 体色は白っぽくなったり、真っ赤になったり、紫色になったり、さまざま。珊瑚礁域ではふつう種。
鱗がはがれやすい魚である。
参照 ヒメジオキナヒメジホウライヒメジタカサゴヒメジ
◆ 釣り
屋久島、沖縄ではキビナゴを付けたぶっこみ釣りが一般的。瀬際を攻めると必ず当たってくる。
大きい物は40cm近くもあり、引きも強く楽しませてくれる。 ルアーには良く反応する。
強くて、よく泳ぐので、大物狙いの生き餌にいいらしい。
◆ 料理
白身で上品な味で美味しいらしい。
刺身、天麩羅、煮付け、焼き魚、セゴシ、鍋、干物。
味の評価
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