ケンサキイカ    (頭足綱 ツツイカ目 ヤリイカ科) 学名 Loligo edulis
(細長タイプ) (太目タイプ)
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◆ 地方名
マイカ(萩)、アカイカ、ブドウイカ、マルイカ、メヒカリ、ゴトウイカ
◆ 分布
青森県以南に広く分布するが、とくに九州西岸、五島周辺に豊富。
全分布域で顕著な多形現象。 日本海西部のブドウイカ(シロイカ)もその一つ。
◆ 特徴
産卵期は4〜10月までの長期にわたり、生まれた季節により春生れ、夏生れ、秋生れに分けられる。これら生まれた時期や、生息場所によって大きさや体形が変化し細長いものと太いものがあり一見別種のイカに見える。生きている時は透明感のある体色をしていて、環境や感情により体色をめまぐるしく変える。
雄は細長い体形で40cm以上になるが雌は雄よりも太めの体形で30cmまで。
秋冬期のみ日本海西部にあらわれ、幼期はケンサキイカと区別できない。
◆ 釣り
山陰から九州北部西岸にかけて春から秋に釣れる。
船→夜釣り。イカ専用のスッテかエギで釣る。仕掛けの着底後糸フケをとりひとヒロ程底を切って仕掛けをあおって擬似を踊らせ誘い釣る。アタリはググッとサオを絞めるように引き込むため合わせてゆっくりと確実に取り込む。
磯や防波堤でも夜釣りで釣れる。
◆ 料理
アオリイカと並ぶイカの王様である。アオリイカ、スルメイカよりも身が柔らかく 味もよく刺身に向く。焼き物、煮付け、干物、塩辛。
味の評価
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