ミズダコ (頭足綱 八腕形目 マダコ科) 学名 Paroctopus dofleini
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本州中部以北の太平洋と日本海、北海道などに分布す。 ふだんは水深200m以上の冷水海域ににすむが、海水温の低い冬から春先にかけて沿岸に近づくき、
膝ほどの深さの岸辺でも見ることもある。
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ミズダコはタコの仲間では最大種で、40kgにもなる。体は大きくて皮膚がゆるく、マダコに比べてやわらかい。また、オスが精子をメスに受け渡す際に用いられる交接腕の先端が、へら状に発達するのも特徴。吸盤をよく見ると、オスとメスを見分けることが出来る。まず、オスは8本の脚の内1本の先が交接器になっていて吸盤が無いのが目印。オスはこの交接器をメスの輪卵管に挿入し、交接をする。
もう一つの見分け方は、吸盤が大きく雑に並んでいるのがオス、整然と並んでいるのがメス。生態はわからない部分が多いが寿命が1年の種類が多いタコの仲間の中で、ミズダコの寿命は4年以上と思われる。
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ボイルしたミズダコ
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マダコにくらべるとミズダコは水っぽく、味覚の点で劣るとよくいわれるがミズダコのしなやかな歯ざわりと滋味はマダコにはないものがある。正月に出回る食紅染めの「酢だこ」には本種が用いられる。タコは淡白な味わいが魅力ですが意外と栄養豊かで、特に多く含まれるタウリンは血液中のコレステロール低下作用があることで健康食としても注目されています。
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新鮮なものは皮をとり、筋肉だけにして薄くそぎ切りにして刺身、にぎり、しゃぶしゃぶ。マダコのように旨味はないが食感、柔らかさで人気がある。他、茹でて酢もの、塩焼き、唐揚げ、煮物。
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