マナマコ     (棘皮動物門 ナマコ網 ナマコ目 マナマコ科) 学名 Stichopus japonicus
アカナマコ アオナマコ
■拡大画像 ■背側   ■腹側
◆ 地方名
ナマコ、アカコ
◆ 分布
千島・樺太から九州の沿岸域にかけて広く分布し、水深40m以浅の砂泥域や岩礁地帯に生息。 冬場水温が下がると活発に動きだし水温が25℃以上になると岩礁の陰や転石の下などの暗所で仮眠状態となる。
◆ 特徴
背側には円錐形のいぼのような突起が並び、腹側には棘皮動物の特徴である管足がある。 砂泥を飲みこんで、その中の有機物だけを消化吸収し、残りの砂泥を排泄する。体色には極めて変異が多い。 外洋の岩礁のものは赤っぽいのでアカナマコ、内湾の砂泥のもので暗緑色のものはアオナマコ、黒っぽいものはクロナマコと呼ぶ。 体長は約20〜30cm。
◆ 釣り
◆ 料理
食用として食べられるのは、アオナマコとアカナマコ。アカナマコの方が柔らかく好まれる。手の脂が付くと表面がとろけて痛むので、なるべく手を触れないように料理するのがコツ。
三杯酢で食べる「酢ナマコ」や、腸を塩漬けにした「海鼠腸」、卵巣を干した「くちこ」などがあり酒の肴に最適。
ナマコを刺激させると内臓を体外に出してしまうことを利用して、このナマコの腸を塩辛にしたものを海鼠腸という。
味の評価
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