ブリ      (スズキ目  アジ科 ブリ属) 学名 Seriola quinqueradiata
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 地方名
ブリは、成長するにしたがって呼び名が変わることから“出世魚”と呼ばれています。全部で100通り以上の名前をもつブリは、地域によっても違った呼び方をされていて、主なものは次のとおりです。
(関東)ワカナゴ→イナダ→ワラサ→ブリ
(関西)ワカナ→ハマチ→メジロ→ブリ
(北陸)ツバエリ→コズクラ→フクラギ→アオブリ→ハナジロ→ブリ
(山陰)ショウジゴ→ワカナ→メジロ→ハマチ→ブリ
(九州)モジャコ→ツバス→ヤズ→ワラサ→ハマチ→ブリ
 分布
温帯性の回遊魚。日本全域の沿岸に広く分布。春から夏にかけて北上。最北端はオホーツク海に達し、秋から冬にかけて南下。
 特徴
出世魚で萩では20cm前後はワカナ、40cm前後はハマチ、60cm前後はメジ、それ以上はブリと呼ばれてる。ブリと呼ばれるためには4年以上。
養殖では、5〜6月にかけて沿岸で捕獲した稚魚を養殖、大体2年間くらいの期間で、2〜3kg程度になったら出荷することが多い。
 釣り
魚の大きさで釣り方が違う。小型のワカナはサビキでも釣れる。 タナに仕掛けを下ろし寄せ餌をまきサビキを躍らせ待つ。 中型からは片テンビ寄せ餌カゴに生餌をつけ狙う。 引きは強く一度走り出すと動きを止めることは容易ではない。 竿を立てひたすら動きが弱まるのを見計らい弱まったと感じたらすかさずこちらを向かせて一気に巻き上げる。 大型を狙うときは仕掛けは大きめに。
 料理
旬は大きさによって違い、ハマチは夏、メジは晩秋、ブリは冬。

冬場に南下してくるブリは脂がのり絶品。 30cm位までは脂が少ない。 アラと大根とをじっくりと煮たブリ大根は美味。 刺身、アラ煮、照り焼、塩焼き。
味の評価
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